広告マーケで飛び交う政治デマは本当に想定内?
2025.07.01
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広告の役割って、そもそも何だっけ?モノやサービスを売るための道具?もちろんそれもあるけど、本質は“人が自分にとって最適な選択肢を見つけられるよう導くこと”だ。
つまり広告とは、見る人の思考や行動に影響を与える“ナビゲーション”のような存在。それは本来、行動経済学や心理学など科学的根拠に基づいて設計され、ユーザーの納得感や幸福感を高めるために活用されるべきものだ。
でも、今の政治広告やSNS空間においては、その“導く力”が完全に悪用されているように見える。とにかく話題性と再生数が正義。誇張、歪曲、あるいは事実無根の情報でも、人目を惹いて人を煽りさえすれば勝ち。そんな空気が蔓延している。
それって、本当に広告のあるべき姿か? ましてや、民主主義の一部である「政治」の分野でそんな誘導が横行しているのなら、それは単なるPRではなく「世論操作」だ。
この文章では、政治分野における広告・マーケティング手法の問題点を、実例を交えながら批判的に整理しつつ、「何が正しくて、何が誤っているのか」をぼくなりに考える。
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