• 政治広告とSNS世論操作の実態

政治広告とSNS世論操作の実態

2025.03.19

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民報オンラインは、SNSで出回る政治家の発言動画や画像が切り抜きや過剰編集により、元の文脈を無視して拡散されるケースを報告している。特にAI技術の進展により、音声合成や顔の差し替えによって本来言っていない内容まで生成されてしまう「ディープフェイク」的な手法も現れつつあり、有権者の判断を歪めるリスクが高まっていると警告している。

 

これは単なる情報の誤解ではなく、「構造的な意図を持った印象操作」である。広告業界が使ってきた「ナラティブの設計」や「ターゲティング」の技術がそのまま政治領域に持ち込まれたと見る。しかもそれが「広告です」とラベリングされることなく、あたかも自然発生的な情報のように広がることで、操作されていることに気づけないという構造的脅威となる。透明性の確保、情報の出処と編集履歴の可視化、プラットフォーム側の責任強化が急務である。

 

出典: [民報オンライン](https://minpo.online/article/post-530.html)